提燈について
提燈(ちょうちん)=とうおん
はじめは挑燈(高く持ち上げる燈)⇒手に提げる灯りと人や足元を照らす燈火具ということから、“提燈”の文字が当てられるようになりました。
天正文禄の頃に折り畳む構造の箱、提燈が現れました。現代にある提燈は、室町時代、ローソクが普及したため、日常生活に不可欠な灯りをもたらす重要な照明器具として迎えられます。
江戸時代にはいり、在来の行灯(あんどん)=(唐音)に替えて、携帯用 燈火具 として流行していきました。

提燈の素材
1)骨
・竹・・・地張用(丈夫、和紙張りに)巻用(弱い)

(左)地張 (右)巻
・ワイヤー・・・小物用、またはビニール用
2)外側の張り
・和紙
和紙独特の風合が最大の魅力と言えるでしょう。和紙ならではの見た目や質感は日本的風情があり保管しやすいです。雨に濡れると破損の恐れがありますが、油を塗っておけば、少々の水もはじけます(白から黄色⇒茶色と変色はしていきます)
★注意 万が一、雨に濡れても優しく拭き取り、畳まずにそのまま乾かして下さい。
・ビニール(白生地・赤生地がある)
耐久性に強いのが最大のメリットであり、和紙よりもコストが安いです。気温が低くなると生地が硬化して破損する場合があります。寒暖の差や生地の性質などにより多少長さに差が出ます。
1ヶ所穴が開いてしまったりすると、そのまま広がっていくことがあります。冬期に畳んだ提燈を広げる際には、生地が引きついている場合がありますので、暖めてゆっくり広げてください。長持ちさせるためには、畳まないで吊るして保管する方が良いでしょう。
価格ではなく、使用用途によって使い分けるということを視点に入れたうえで注文してください。
ビニール提燈電気を入れた時の仕上がりの比較

(右)赤生地に黒文字白縁取り⇒色むらはないが赤は変色していく。
(左)黒文字白縁取り紅仕上げ⇒文字が浮き上がり、はっきりします。反面手書きのため、赤むらが出ます。

手書き、赤塗仕上げの提燈
太く見やすい(よく目立つ)江戸文字の書体にしたがって勉強しつつ書き続けています。お蔭様で“元気ある文字だ”とご好評を頂いております。問屋さんからも手書きによる文字・絞入れのご依頼も受けており、商売人より職人気質になっていく小生です。
各種堤燈のデザインは手書きによる独自の書体にて仕上げていますが、お客様のニーズに合わせてお作りします。その際は必ず見本のご用意をお願いいたします。
また一個からでもお気軽にご用命下さい。(地方発送も承ります)手書きで書いた、赤塗仕上げの提燈は、特性により電気を入れると色むらが出ますので予めご了承下さい。